外壁塗装の色選びのポイントと注意点
皆さんこんにちは!
外壁塗装は大切なお住まいを守るための大切なリフォーム工事です。
外壁材の保護が第一の目的ですが、色を変えてイメージチェンジができるのも醍醐味ですよね。
長年、外壁塗装に携わってきましたが、お客さまから「どう色を選べばいいか分からない」というご相談をよくいただきます。
そこで今回は、色選びのポイントと注意点について詳しく解説します。
これから外壁塗装をお考えの方、色選びにお悩みの方はぜひご参考になさってください。
外壁塗装の色選びのポイントとは
今の色が気に入っている場合は、特殊な色でなければ既存の色に近い色で塗装をすることも可能です。
ただ、色を変えたいという場合は何色でもいい、というわけではありません。
まずは色選びのポイントを紹介します。全く何も決まっていない、という方は①から順にステップを踏み、色決めをしてみてください。
ステップ1.大体の系統を最初に決めてみる
最初から何色!と決めるのではなく、ブルー系、ブラウン系と、大体の系統から候補をあげていくと決めやすくなります。
優しい感じ、かっこいい感じというのもいいでしょう。
業者によっては系統だけ伝えると、おすすめの色を提案してくれるところもあります。
ステップ2.汚れが目立ちにくい色から選ぶ
外壁は長く美しい状態で保ちたいものですよね。
外壁は塗りたては美しくても、年月が経つにつれて汚れや苔が繁殖するようになります。
色によって汚れが目立ちにくい色と、そうでない色があります。
汚れが目立ちにくい色:薄いグレー、ベージュなどの中間色
人気が高く、かつ汚れが目立ちにくい色は薄いグレー、ベージュ、クリーム色、薄いブラウンなどの中間色です。
森林が近くあるなど、苔が繁殖しやすい地域の場合は薄いグリーンもおすすめです。
外壁の汚れは中間色であるカビ、苔、砂埃が多いのでこれらの色と差が少ない淡い色にすると汚れが目立ちにくくなります。
汚れが目立ちやすい色:白・黒・原色系
黒はかっこいいイメージですし、白は清潔感があります。赤や青などの原色が好き、という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、外壁は塗りたては美しくても年月が経つにつれて汚れや苔が繁殖するようになるので、このような色はあまりおすすめできません。
手入れを頻繁にできる場合は別ですが、そうでないなら避けた方が無難です。
どうしても白にしたい!という場合はオフホワイトを選んでみてはいかがでしょうか。
黒はダークグレーに、個性的な色にしたいという場合は淡い色にすると良いでしょう。
ステップ3.意識して家の周りを散歩してみる
なんとなく色が決まったら、お住まいの周りを少し散歩したり、自転車で回ってみましょう。
素敵なお住まい、目立つお住まい、オシャレなツートンカラーなど、いろいろな色があるので楽しいですし、色も定まってくるでしょう。
また、外壁塗装の色選びは「周りの景観に溶け込むか」といのも大切なポイントの1つです。
時間があれば晴れの日、曇りの日、朝、夕方と日にちや時間を変えて見てみてください。
お住まいは天気や時間によって印象が変わります。
ステップ4.色見本や試験塗りについて業者に相談する
だいぶ色が決まってきたら業者に色見本や試験塗りについて相談してみましょう。
外壁塗装業者なら色見本を持っています。確認する時は光源下で違う色に見える現象があるため、室内ではなく外で見てみてください。
また、業者によっては実際にお住まいの壁に試し塗りをしてくれる場合があります。
他にも実際のお住まいを写真に撮って色を合わせるカラーシミュレーションソフトでも色選びをサポートしてくれます。
経験豊富な塗装業者に相談すれば、きっと気に入る色を提案してくれます。
外壁塗装の色選びの注意点
この色にしたい!と決めることができたら、最後に注意点を確認してみましょう。
外壁塗装は1度決めると簡単に変更できるものではありません。完工後は基本的に10年以上、その色と付き合っていかなければならないので、慎重にお選びください。
☑市区町村のガイドラインは確認した
☑色見本は大きなもので確認した
☑艶の加減も考慮した
☑玄関ドアや他の付帯部との相性を確認した
上記の項目について1つずつ、詳しく解説します。
☑市区町村のガイドラインは確認した
市区町村によっては街の景観を損なわないよう、外壁などの外観の色にルールが定められている場合があります。
例えば「緑と調和した色彩を使う(川沿なら水辺の自然景観と調和した色彩)」などです。
そのため、初めての外壁塗装の場合は景観ガイドラインを確認しておくと安心です。
地域密着型の塗装業者なら、景観ガイドラインを知っているのでルールに沿った、好みに近い色を提案してくれるでしょう。
☑色見本は大きなもので確認した
こちらの画像を見て、左と右とでどちらが暗く見えるでしょうか。
恐らく、多くの方が「左の方が暗く見える」という意見かと思います。
色見本を小さなもので確認してしまうと、外壁塗装が完成した際に「イメージと違う」という失敗に繋がることがよくあります。
これは面積効果によるもので、同じ色でも面積の大きさにより、色が明るく見えたり暗く見えたりする現象です。
カタログなどの色見本は基本的にかなり小さなものです。面積の大きい外壁に塗装する際は業者に「大きいサイズの色見本を用意できないか」確認してみましょう。
有料負担になる場合はありますが、塗装後に後悔しないように用意してもらうことをおすすめします。
☑艶の加減も考慮した
こちらの画像を見て「ピカピカで綺麗」と思う方、「ギラギラとして品が無い」と思う方がいるように艶の加減によっても印象が変わります。
艶がなければ「落ち着いた感じで良い」と思う方、「外壁塗装をした感じがしない」と思う方がいらっしゃいます。
艶の加減は人によってイメージが変わるので、実際にイメージに近い艶とカラーの家を見て回るのがいいでしょう。
「艶を少し抑えたい」という場合は7分艶、5分艶、3分艶などの塗料もあります。
☑玄関ドアや他の付帯部との相性を確認した
玄関ドアの色はホワイト系、ブラック系、シルバー、木目などのブラウン系、グリーンやネイビーなどお住まいによってさまざまです。
基本的にはどんな色とも合わせやすいですが、組み合わせによってはイメージが変わります。
例えば外壁とドアの色を近い色にすると屋根の色を目立たせ、明るい印象になりやすくなります。外壁もドアも濃い色なら重厚感のあるイメージになるでしょう。
外壁とドアの色を違う色にするとメリハリのあるオシャレな外観になります。
ドアがグリーン、ネイビー、レッドのようなアクセントカラーの場合は相性を考えて外壁の色を選びましょう。
外壁塗装のことならいちずリフォームにご相談ください!
外壁塗装は服や髪と違い、1度決めると何年もその色と付き合っていかなければなりません。
また、「青が好きだから青に」と好きな色を選ぶと周りの景観から浮いてしまうこともあります。
他にも艶の加減、付帯部との相性など、さまざまな視点で選ぶことが大切です。
1人で決めようとせず、ご家族や業者にも相談されることをおすすめします。
いちずリフォームでは現地調査、お客さま対応はリフォーム業界で20年の経験を持つ、代表の市川が対応いたします。
たくさんのお客さまの色選びをサポートした経験がございますので、ぜひお気軽にお問合せください。